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いにしえゲーム血風録 「いにしえゲーム見聞録 邪聖剣ネクロマンサー」

いにしえゲーム血風録 「いにしえゲーム見聞録 邪聖剣ネクロマンサーhttp://ift.tt/2tfSQhW

 さてさて、これまで色々なレトロゲームをご紹介し、私の七転八倒をお話ししてきましたが、私がこれらゲームをやっていたのは10年以上前の話でありまして、つまりは過去の私のゲーム遍歴であります。では今現在の私は何をしているのか?散々ゲームをやり散らかしたおかげで、すっかりゲームから卒業してしまい、休日はどうでもいいワイドショーを見ながら尻でも掻いているのでしょうか?

 いえいえ、私のゲーム脳はそんなに軽度のものではありません。一生モノに決まっています。ということで、現在の私もゲームをやり倒しています。とはいえ、遊んでいるのはもっぱらWii-Uのバーチャルコンソール(VC)、やっぱりレトロゲームなのでした。

 VCはWii-Uの1つ前のマシンであるWii3DSから導入されたエミュレーション機能で、過去の任天堂作品はもちろん、様々なハードでリリースされたレトロゲームがお手頃価格でダウンロードして楽しめるものです。対象となったハードはFC、SFCN64、MD、PCE、果てはAC版まで網羅し、今はプレイ困難となった名作(一部迷作)をプレイ出来るのです。

 で、私はWiiWii-UのソフトはそっちのけでVCばっかり、というかVCしか遊んでません(歴代の「ゼルダ」はやった)。そこでちょっと趣向を変え、「いにしえゲーム見聞録」と題しまして、現在の私が遊んだレトロゲームのお話をしよう、と画策した訳です(「見聞録」とはフツーのタイトルですが、案外「録」が付くイキな言葉って無いものなんです)。

 ということで今回はハドソンよりPCEで発表されたRPG邪聖剣ネクロマンサーであります。…よく考えたら「いにしえ~」シリーズでRPGを取り上げるのは初めてですね。きっとクリアして気が動転しているのでしょう。それでは始めましょう。

 

 

 邪聖剣ネクロマンサーは1988年、ハドソンより発売されたPCE初のRPGで、キャッチコピーである「夜、1人では遊ばないでください」は非常に有名です。現在は「ホラーRPG」という位置づけになっておりますが、その点はおいおいお話するとして、まずはストーリーからご紹介いたしましょう。

 

 

 かつて、神と悪魔の戦いがあった。神は戦いに終止符を打つため、神の加護と悪魔の力を秘めた『邪聖剣ネクロマンサー』を作り上げる。この武器を使い、神は見事に勝利を収めたが、しかしネクロマンサーの力は神すら持て余すものであった。神はネクロマンサーを封印し、そして長い年月が過ぎた。

 ある日、悪魔の1人である「魔空王アザトース」が復活し、魔物が地上に溢れ出す。人々は恐怖に打ち震えたが、魔物を次々と倒す旅の勇者が現れる。勇者はランダメリア王国を訪れ、「アザトース討伐のため、邪聖剣ネクロマンサーを探せ」という王の遺言を聞く。勇者はランダメリア王国の腕利き5人のうち2人を仲間とし、ネクロマンサー探索の旅に出たのだったのだった。

 

 

 …と、まぁ、ファンタジーRPGの王道とも言えるストーリーです。それでは本作の詳細に移りましょう。

 

 このゲームはコマンド入力式の2DマップRPGです。ドラクエタイプってことですね。ゲームの大まかな流れもやはりドラクエよろしく、「街で情報収集&装備の充実 → ダンジョンなどの探索 → キーアイテムの入手 → 次の街へ」という感じです。で、合間に戦闘やら、ボスやら、イベントやらを挟み、邪聖剣ネクロマンサーを探し出し、魔空王アザトースを討てばクリア、となるわけです。しかしネクロマンサーは封印されたブツでありますから、そう簡単には見つかりません。ですから世界各地を巡り、情報やアイテムを集めることになります。

 さて、上へ下への珍道中冒険の旅は主人公の勇者とランダメリア王国の家来2人を加えた3人パーティーとなります。が、先述のように家来は5人おり、そのうちの2人しか連れて行けず、しかも途中で入れ替えも出来ません。まさに一蓮托生。ここで5人の特徴を簡単に紹介しましょう。

 

・ライム:魔術師。攻撃魔法を得意とする。MPが高く、HPが低め

・カオス:魔術師。回復魔法を得意とする。MPが高く、HPが低め

・バロン:戦士。パワータイプ。HPは高いが、魔法が全く使えず、素早さも低い

・マイスト:戦士。スピードタイプ。素早さが高いが、他はフツー

・ロミナ:一般人。特出した能力はないが、終盤になると…?

 

 さて、システムの紹介に移りますが、そこはドラクエタイプですから、コマンドも通常時は「はなす」や「さがす」、「まほう」や「そうび」とかですし、戦闘時は「こうげき」や「まほう」、「ぼうぎょ」や「どうぐ」や「にげる」といった王道のもので、HPがなくなれば死亡、魔法を使うとMPが減る、敵を倒すとEXPとお金が手に入る、という感じですので、割愛。本作ならではのシステム、通称「邪聖剣システム(今命名)」のみご紹介します。

 

 邪聖剣システム

・魔法使用者と賢さ

 このゲームには多数の魔法が存在し、レベルアップで覚えるわけではなく、基本的に街で購入することになります。が、魔法にはそれぞれ使用出来るキャラが決まっています。また魔法には必要最低INT(賢さ)が設定してあり、これに達していないと、購入しても使用出来ません。加えて、くどいようですが、バロンは魔法を使用出来ません。

・恐怖度

 キャラクターが死亡したり、戦闘で「にげる」を選択してばかりいると、この「恐怖度」が上昇し、最悪、仲間の2人が勝手に逃げてしまうようになる(ただし、恐怖度は「つよさ」などで確認することは出来ない)。

・素早さの影響

 自キャラの素早さが敵キャラクターよりもある程度高いと、通常攻撃が連続攻撃に変化する。最大3連撃まで可能。素早さを上げる魔法は存在しないが、敵の素早さを下げる魔法はあるので(重ねがけ可能)、上手く使うとラク。しかし逆に敵キャラの素早さが自キャラよりも高い場合、こちらの攻撃がまるで当たらないので注意が必要です。

 

 以上が邪聖剣ネクロマンサーの特徴です。結構独特のシステムですね。それではどうにかこうにかクリア出来た私のプレイ雑感をお話することにいたしましょう。

 

・敵がスゲェ強い

 スタート地点であるランダメリア王国からちょっと離れただけなのに(およそ30歩くらい)、カンタンに全滅出来る強さの敵にぶち当たります。ていうか、開始10分で全滅しました。街で最高の装備を手に入れ、死線を彷徨ってレベル上げをして初めて、敵と対等に戦えるようになります。が、橋を渡って次の地方に進むと、またカンタンに全滅出来る強さの敵しかいません。さっきまで50ダメージとか与えてたのに、急に1ダメージくらいしか与えられなくなります。この「死にかける → 装備&レベルが充実 → 戦力的に対等になる → 次の地方に進む → 死にかける」の流れはクリアまで続きます

・敵にスゲェ遭遇する

 どういうわけか、平均10歩ほど歩くと戦闘になります。エンカウント率が高すぎます。基本的に次の街に進むにはHP、MP共にスッカラカンになる覚悟で臨まなければなりません。そのくらい敵にガンガン遭遇します。これはダンジョンでも同様で、戦力的に今ひとつの時にうっかり深入りすると、怒涛のエンカウントにより消耗、全滅必至となって帰れなくなります。もっとも、高いエンカウント率のおかげでお金は貯まりやすく、装備品を買いやすいのですが、それを差っ引いて余りあるエンカウント率と言えます。

・後半、仲間がすぐ逃げる

 先の「恐怖度」の影響なのでしょうねぇ。序盤で散々死亡してしまったおかげで恐怖度が上がってしまい、結果、後半で仲間がシッポ巻いて逃げる事態が多発します。プレイ中は「敵の特殊攻撃じゃろうか?」と思ってましたが、クリア後、攻略サイトを見て合点がいきました。しかし「つよさ」とかで確認出来ない隠しパラメータなので、現在どのくらいの恐怖なのか分かりませんし、しかも下げる方法は無さそうです。

・ホラーと言えばホラー

 少々ネタバレになりますが、シナリオ上、特にホラーの要素はありません。一応「ホラーRPG」という触れ込みなのですが(公式ホームページにはそう書いてあった)、これは後年付けられたのかもしれませんねぇ。しかし敵の内臓系なグラフィックや、敵にとどめを刺すと血がブシャーと吹き出るエフェクトや、先の「恐怖度」とかもホラーと言えばホラーですが。あ、次の地方に初めて足を踏み入れた時の敵の強さに対する絶望感は、ある意味リアルにホラーかもしれません。

 

 他にも「薬草がHPを300くらい回復出来て終盤まで重宝してしまう」とか「MP回復アイテムがなくてダンジョンでジリ貧」とか「終盤の謎解きがほぼノーヒント」とか「VCの電子説明書がテキトーで魔法やアイテムの効果がよく分からない」とか(最後のはハドソンのせいではない)、まぁ、色々と荒削りな点が多く、つまり古き良きRPGというわけなんですが、妙に強く印象に残りました。というのも、

 

・ちょっと油断するとカンタンに全滅する緊張感

 敵の強さといい、異常なエンカウント率といい、このゲームは本気でプレイヤーを殺りにきているんですが、その分、生き残った時の安堵感は凄まじいものがあります。一応その地方で購入できる最強装備を揃えれば、まず全滅することはなくなりますが、しかし運が悪いと(つまり敵が全体攻撃を連発してきた時など)、やっぱり全滅しますので、全く安心出来ません。しかしこのようなヒリヒリするようなデッドオアアライブが、終盤で手に入る邪聖剣ネクロマンサーの無茶な強さ(ほとんどのザコ敵が一撃という強さ)を引き立てていると思います。

・素朴ながら味わい深いグラフィックとBGM

 さすがにPCEだけあって発色が良く、色使いがキレイです。草原や海の色も美しいですが、それよりもダンジョンのジメジメした暗さが秀逸です。ただでさえダンジョンの敵は強いのに、視覚的にも不安を煽っていて、この部分もなかなかホラーです。そしてBGMは粒ぞろいで、特にフィールドの曲とダンジョンの曲は名曲と言えましょう。魔物に支配されつつある世界の閉塞感を上手く表現出来ていると思います。

・そして伝説のエンディング

 話には聞いていましたが、いやぁ、本当にイヤなエンディングでした。動画サイトなどでエンディングは簡単に見ることが出来ますが、しかし(良い意味で)無茶なバランスを乗り越えて、実際にクリアした後に見ると、このエンディングは実に味わい深いです。特に最後のテキストとSEは、むしろ現在の最新技術では出せない余韻を醸し出していると言えます。

 

 

 …ということで、結構文句をタラタラと書いてしまいましたが、とても面白かったです。現在はVC、PS3ゲームアーカイブススマホとかでもプレイ出来るようです。取りあえず雰囲気を味わいたい方はこちらをご覧ください。是非一度、往年の破天荒RPGをプレイしていただきたいと思います。でも「もう一回クリアしろ」と言われてもちょっと無理です(この点もホラーだ)。

 

 

 

 それではまた、十七回表でお会いしましょう。

 

 

 *おまけ

 フィールドの曲をイキにアレンジしてる動画があったので、お時間があればこちらもどうぞ



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いにしえゲーム血風録 十六回裏魔球スカイラブ 「闘いの挽歌(盾撃編)」

いにしえゲーム血風録 十六回裏魔球スカイラブ 「闘いの挽歌(盾撃編)」 http://ift.tt/2swvVMB

 いままでの茶番:ついに後輩からファミコンを借り、中古屋でファミコンソフトを貪る可哀想な人は、数年越しに「闘いの挽歌」と再会するも、あの頃からはちっともさっぱり上達しておらず、ボスはおろかザコ敵にまでフクロにされる始末となり、コントローラーを握りしめたまま灰になりかけたボンクラは一念発起、外界へと飛び出したのだったのだった

 

 

 眩しいほどの青空の下、私は走りました。どこにって、そりゃ例の図書館ですよ。ネットで攻略記事を見るのです。…あ、なんですか、その露骨なガッカリ顔は。いいですかみなさん、これまで私が一度だって自力でゲームを攻略したことがありましたか?ないでしょう?(水曜どうでしょう風)ですから今回も至極真っ当な流れと言えますし、事実として私はそのように行動したのです。ここでヘンに脚色して、

 

「寝食を忘れて攻略に没頭し、爪がボロボロになった12日目の朝、それでも私は己の中の可能性をただただ信じていた。数多のゲームに触れてきた自分なら、必ず何かを見出すことが出来る、そしてそれを足掛かりに天高く飛翔出来る、と。

 

 とかなんとか、それっぽいことを書いて、その時は「カッコイイ渋い文章が書けた…ッ」と悦に浸っても、冷静になった数日後、自分の書いた文章を読んでこっ恥ずかしい思いをし、座布団を抱いて床をゴロゴロ転がって「イーッ!」と奇声を発するに決まっているのです。そんな思いはあの中2の秋で終わりにしたいのです(何があったかは察してください)。

 

 それはさておき、図書館に到着し、PCを確保した私は、先に操作方法を調べたサイトに飛びました。このサイトは各面の攻略法も掲載されていたのです(よく考えれば当たり前)。当初、私はそれを閲覧せず、自力で何とかしようと思っていたのですが、何とかなりませんでしたので、見ず知らずの賢者に教えを乞いに来たのです。

 

 …しかし、今考えてみますと、当時はPS2全盛期、よくもまぁファミコンのACTの攻略サイトなんて存在したものです。確かに秋葉原などではファミコンソフトが安価でフツーに流通していましたから、世間的にはレトロゲームはそれなりの市民権を得ていたのでしょう。

 しかし、ドラクエなどのRPGだったら記事にするポイントはたくさんありますし(それこそダンジョンマップとかボス攻略法とか)、また基本的に操作がコマンド入力なので、ACTに比べれば操作の説明も分かりやすく、ネット上で閲覧出来ればこれほど便利なものはないでしょう。

 対して、闘いの挽歌のようなACTの攻略記事なんてのは、各面のポイントを数点挙げるくらいしか書きようがありませんし、何より伝わりにくいものです。例えば、ここで私が初代スーパーマリオの3-1の無限増殖の方法を書いてみますと、

 

「ゴール前の階段でノコノコが2匹降りてくるので、最初の1匹はスルーし、もう1匹のノコノコが下から3段目を降りる瞬間に、真上にジャンプして、ノコノコの首の辺りを踏み、十字キーに触らずにそのまま踏み続ける」

 

 となり、文章で読んでもちっともさっぱり分からないのです(私の文才の問題もありましょうが)。また当時は画像を掲載しているサイトは少なく、当然動画なんて掲載されてませんから、余計に伝わりにくいのです(先のRPGのマップとかはexcel等で作成されていたものが多かった)。

 それでも「攻略記事を書こう」なんて考える方は、これはもうそのゲームに相当な愛を持っている方に違いありません。そしてこの「闘いの挽歌攻略サイト」を立ち上げた方は、間違いなくそんな愛溢れる方だったのです。あぁ、世界は愛に満ち溢れています。

 

 操作方法の説明も大変丁寧でしたが、各面の攻略記事もこれまた実に丁寧でした。やっぱり画像はありませんでしたが、それでも画面上の位置を「画面右の背景のブロックのあたり」と示したり、ボスの攻撃パターンを「自機に近づく → 棍棒を2回振りまわす→ 自機から離れる(以後繰り返し)」とルーチンとして示してくれたりと、画像が無くとも伝わるように腐心してくださっているのがよく分かりました。

 私は心の中で感謝の合掌をし、各面とボスの対処法をノートに控えました。やはりザコ敵の挟み撃ちは危険なようで、「敵出現、即撃破」が基本のようです。またボスは基本「待ち」のようで、ボスの攻撃をやり過ごしてから反撃に転ずるのがセオリーのようでした。…そういえば、Pアイテムとかハートとかはちっとも出てきませんでしたが、それもそのはず、隠しアイテムだったようで、特定の場所を斬りつけなければ出現しないのでした。私はその位置も控え、最後の小技のコーナーに移りました。そして大変な衝撃を受けるのです。

 

 そこには攻略が有利になる小技がいくつか紹介されていました。…いや、私に言わせればそれは大技でした。曰く、

 

・通常、移動中に攻撃すると足が止まってしまいますが、移動の際、上ボタンも押しておくと、移動したまま攻撃出来ます。これにより、後ろから来た敵を引き離すことが出来ます

 

 なにィィーッッ!?本当かぁッッ!?それなら挟み撃ちされる事はなくなるではないか!事実上、難易度が激減する技と言えます。またこんなことも書いてありました。

 

・盾は防御に使用しますが、実は盾にも攻撃判定があり、敵に重なるように盾を出すと攻撃出来ます。特にゴブリンは飛び込んで来たところを盾を上に構えると、盾に食い込んで連続ダメージを与えることが出来ます

 

 なんだってェェーッ!?…ていうか、あのパンク野郎はゴブリンというのか。ぴょこぴょこ逃げ回るので、待ち伏せしてダメージを与えていましたが、これなら瞬殺ではないか!もはやゴブリンは敵ではなくなった!また一歩クリアに近づいた!サルまん風)

 ということで、軽い気持ちでとてつもない情報を手に入れてしまった私は、「これでクリア出来るぜ~」というボンクラでポンコツな感想よりも、むしろこのサイトの作者に対し、深い憧憬と畏怖の念を抱いたのでした。大昔のゲームをここまで掘り下げ、あまつさえ無報酬で世に公開するとは…。恐ろしい漢よ、誰よりも(闘いの挽歌に対する)愛深きゆえに…ッ!

 そして私は鼻歌混じりにチャリンコを漕いで家路に着いたのでした(ボンクラ)

 

 帰宅して早速「闘いの挽歌」を起動。ステージ1開始です。まずは「歩きながら攻撃出来る」という技を使ってみましょう。えぇと、移動の時に上ボタンも押すわけだから、右に動く時は右上を押しっ放しにしていれば良いのだな。上がジャンプである関係上、最初無意味にジャンプしますが、着地するとそのまま右に歩いていきます。そこへ前方からザコ敵がやってきますので、攻撃してみますと、なんと足を止めることなく斬撃を出せました!そして後ろからもザコ敵が出現しますが、前進しながら攻撃しているので、グングン引き離すことが出来ました。

 …おぉ、これで後ろから来る敵を完全に無視することが出来るようになった!つまり前方にだけ注意を集中していれば良いので、乱暴な話、難易度が半分になりました(いいすぎ)。さて、次はマンホールに飛び込み、隠しアイテムであるハートを取りに行きます。

 マンホールの中には例のパンク野郎、じゃなくて、ゴブリンが飛び跳ねています。…そうだ、ここで盾アタックも試してみよう!取りあえず画面左端で待ち構え、ゴブリンがこちらに飛び込んで来たところで、盾を上に構えます。するとゴブリンは盾にめり込み、「ガッ!」「ガッ!」「ガッ!」「ガッ!」と連続ダメージ、あっという間に撃破出来ました!

 …これは強力過ぎないか?ぼーっと突っ立っていて、飛び込んで来たら盾を構えるだけで良いというお手軽さ!これでもうゴブリンは敵ではありません。私はメモした位置を斬りつけ、難なくハートをゲットし、靴を取って大ジャンプで地上に戻りました。

 

 さて1面後半です。ここのマンホールの中にはPアイテムがあるようです。これは攻撃力が2倍になるアイテムらしく、例えば普通なら攻撃するとダメージは1ポイントしか与えられませんが、Pアイテムを取っていれば2ポイント与えられることになります。つまり手間が省ける!その上ミスするまで有効という強力アイテムです。しかもどうやら全面通して2つ出現するようで、ミスすることなく2つ取ると、攻撃力がなんと3倍に跳ね上がるという界王拳もビックリな威力です。

 クリアする上で、これは取らねばなるまい…。しかし威力が威力だけに、ハート同様に隠しアイテムとなっていて、特定の位置を斬りつけないと出現しません。が、私にはサウザー賢者の加護があるので全く大丈夫です。マンホールの中には例のゴロゴロ転がる人がいましたが、落ち着いてジャンプでかわして撃破。メモした位置を斬りつけると、出ました出ました「P」アイテムです!

 早速ゲットすると、画面右上に「P」の文字が。しかし何かを攻撃してみないと威力が分かりません。なのでとっとと地上に出ますと、前方からザコ敵が走ってきます。さぁ、試し斬りです!エイヤッと攻撃して倒しますが、コイツは元々1発で倒せるので参考になりません。要らぬ殺生をしてしまった。続いてあの変なボールを投げてくる赤い人が来ます。おぉ、コイツは2発攻撃しないと倒せないのだ!まさに試し斬りに最適。エイヤッと斬りつけると1発で撃破!ホントだ!オレ強くなってるゥ!

 おかげで1面ボスの「ロケットパンチ野郎」もカンタンに撃破。2面の山岳地帯も十字キー右上押しでガンガン突き進み、途中変なヘリ野郎が爆弾を落としてきますが、これは確実に盾で防御でOK。結果あれほど苦労した道中も難なく踏破。ボスはあのゴブリンだったので、瞬殺です。あぁ、遂に壁を突破した!サウザーさんありがとう!

 

 こうして「右上押しアサルト術(今命名)」により、サウザー様の適切な解説により、3面のニセモノは斬り捨て、4面のカギを拾い集め、5面の爆弾地帯もヒョヒョイと通過し、ありがたいことに難なくクリア!更にもう1つのPアイテムも取って、晴れて無双状態と相成りました。いよいよ剣王アキレスの住む城に突入です!

 

 石造りの回廊を進むと、ザコが次々と出現し、またゴブリンが高台で待ち構えていて、攻撃しながら執拗に追いかけてきます。が、こちらには「右上押しアサルト術」があるので、全てをガン無視して突き進みます。そしてニセモノが再び登場しますが、こちらの攻撃力が3倍になっているので、難なく撃破。多分「右上押しアサルト術」とPアイテムが無いと、ザコに囲まれて大変なことになっているのでしょうが、両者の威力のおかげで最終面前半なのにカンタンに突破出来ました。

 さぁ、後半戦です。前後からザコが湧いてくるのは同じですが、今度は山岳地帯で見かけたヘリ野郎が爆弾を落としてきます。むぅ、ここは確実に盾で上方向を防御しなければならない。盾を使う時はどうしても足を止めなければならないので、ここはアサルト術が使えないではないか!つまり正攻法で上と左右の攻撃を捌かなければなりません!

 前の敵を倒し、すぐに後ろの敵を倒し、合間に落ちてくる爆弾を盾で防ぎ、直後後ろの敵を倒して、前の敵を…。あれ、なんだ、結構捌けるよ?どうやらここに来てようやく操作に慣れたようです。長かったなァ!ともあれスクロールが止まり、どうやらボスの模様ですが…、誰もいないよ?

 と思ったら、壁がボガーンと崩れて、鉄球持ったデカい人が登場!壁の破片でダメージを喰らってしまいましたが、懐に飛び込んで斬りつけるとあっさりと撃破。さすがは3倍界王拳です。でも敵の体力ゲージがまだ半分残っています。…あッ!後ろにも同じような壁がある!嫌な予感を感じでそそくさと距離を取ると、やっぱりボガーンとデカい人登場!でも撃破!するといきなり画面が切り替わります。

 

 画面中央にデカいイスがあります。どうやら玉座のようです。ということは、ここが剣王アキレスの部屋?すると稲妻と共に赤くてデカい人が登場し、マントをムンズと脱ぎ捨てます。遂に最後の闘いです!

 アキレスは大上段に剣を構え、スゴイスピードで剣を振ってきます。正直見えません。ただ下段攻撃のようなので、しゃがんで盾を構えます。するとカキンカキンと音がするので、どうやら防御は可能なようです。…が、これだけ速い剣捌きだと隙が全くありません。まさに剣王!一片の隙も無し!

 

 さて、ここでポーズして攻略メモを見ましょう(ずるい)。えぇと…?

 

・ジャンプで懐に飛び込み攻撃する。直後盾で防御。以後繰り返し。

 

 …終わり!?やけにカンタンじゃない?とにかくポーズを解除して試してみます。ジャンプ飛び込みで攻撃。あ、防がれた。すぐに盾で防御。おぉ、剣王の攻撃で後ろに下がってしまう。…あ、自機が最初の位置に戻った。あぁ、だから「以後繰り返し」なのか。とにかくこれを繰り返すのだ!

 飛び込み攻撃、ヒット!防御で後ろに下がる、と。飛び込み攻撃、防がれた!防御で後ろに下がる、と。飛び込み攻撃、ヒット!防御で後ろに下がる、と。飛び込み攻撃、ヒット!あッ!剣王を吹っ飛んだ!勝った!え?本当にこれで良いのか!?

 

 剣王の城は崩れ去り、エンディングメッセージが表示され、カーテンコールよろしく、敵キャラオールスターズが登場です。私はエンディングを見ながら呆然としていました。…3倍界王拳とはいえ、あんなにカンタンに倒せるものなのか?…いやいや、最初に対峙した時、全く隙が無くて途方に暮れたではないか。私はインチキをしてクリアしたのだからカンタンに思えたが、ガチで攻略したら絶望以外になかったじゃろうて…。ここで私は改めて聖帝サウザー様に感謝したのでした。

 

 その後、私は時間があれば闘いの挽歌を遊びました。何しろ慣れると15分で全面クリア出来てしまうので、良い気分転換になったのです。とはいえ、油断してPアイテムを無くすと阿鼻地獄でしたが。あとは敢えて剣と盾を失う「徒手空拳バトル」をしたり、アサルト術無しのガチプレイをしたり(これらはフツーにむつかしかった)と、存分に楽しんだのでありました。

 それから数年後、PS2より「カプコンクラシックスコレクション」という、まぁ「ナムコミュージアム」のカプコン版が出まして、これにAC版の闘いの挽歌が収録されていました。早速購入してプレイしました。グラフィック、BGMともに、それはもうFC版とは比べ物にならない美しさでしたが、…全く歯が立ちませんでした。

 

 教訓:インチキは後で響いてくる

 

 

 

 それではまた、十七回表でお会いしましょう。



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いにしえゲーム血風録 十六回裏三段ドロップ 「闘いの挽歌(大跳躍編)」

いにしえゲーム血風録 十六回裏三段ドロップ 「闘いの挽歌(大跳躍編)」 http://ift.tt/2rLZ2wD

 ここまで筋書き:FC版「闘いの挽歌」に挑んだハナタレ小僧共であったが、所詮小学生なので全く歯が立たずに撃沈。また所詮小学生なので飽きっぽく、「火の鳥」に取って代わられ、スッカリ忘れ去られてしまう。時は流れて、ボンクラは下宿の近くに桃源郷を発見するが、肝心のハードがなく、ダメ元で後輩に聞いてみたら「持ってます」ってなわけで灯台下暗しだったのだった

 

 

 21世紀というのに意外や意外、何と後輩はファミコンを持っていると言うではありませんか。しかも旧式の「アンテナ端子に繋ぐ面倒くさい方」じゃなくて、「AV端子に繋ぐカンタンな方」とのこと。すぐさまその場で土下座し(土下座とはこういう時にこそするものなのです)、翌日首尾良く借りることが出来ました。いやぁ、優秀な後輩を持って、私はシアワセだ!

 早速下宿に戻ってさっさと接続。実は東京時代に秋葉原で購入したソフトがあったので(ソフトだけ持っててどうするつもりだったんだろう)、テストを兼ねて起動します。すると無事に「沙羅曼蛇」が起動しました。やったぁ!これで火星に行けるナリ好き放題にファミコンが遊べるぜ!私は電源を落とし、喜び勇んでエルドラードへとチャリンコを走らせたのでありました。

 

 その後、後輩が卒業するまで私はファミコン本体を借り続け、いやぁ、遊びましたねぇ、本当に。長年の鬱憤を、いや積年の恨みを晴らすがごとく、中古屋でガンガンファミコンソフトを漁りました。ポートピア連続殺人事件」の理不尽なフラグに苦しんだり、スペランカー」の超弩級の貧弱さに腹を抱えたり、ハイドライド・スペシャル」で完全に詰まったり、特にドラクエⅢ」は発売から14年経過しており、「果たしてバックアップの電池はクリアまでもつのだろうか」とヒヤヒヤしながらクリアしたりと、ともあれ伝説のゲームの数々を楽しんだのであります(あと、半分くらいは説明書がなかったため、お約束のRPGでアイテムや魔法の効果が全然分からない」という事態にも陥り、試行錯誤を繰り返して自力で説明書を作ったりしました)。

 

 さて、その日は図書館のPCで、ネット上のファミコンのソフトレビューの数々を血眼で読み込んでいました。ファミコンでリリースされたソフトの数は…、いや、幾つあるのか分かりませんが、とにかくソフトの量は膨大です。そしてこちらの財力には限界があります。また、ずーっとファミコン本体を借りられるわけでもありません(今思えば本体を買っちゃえば良かったと思う)。

 つまり金と時間に限りがあるので、全てのソフトを遊ぶことは出来ないのです。なので、ゲームバカとしては押さえておきたいソフトの目星を付けておこう、と考え、それでソフトのレビューを見て、面白そうなものをピックアップしていたのです(ちなみに何故図書館のPCを使っているのかと言えば、図書館でネットに接続出来るのを良いことに下宿にネット回線を引いてなかったから)

 それはもう、たくさんのレビューを読みました。アトランチスの謎」が本当に色々と謎だったり、アルゴスの戦士」がAC版とまるで別物だったり、月風魔伝」が「源平討魔伝」への強い憧憬によるものだったりと、ファミコンとは本当に伝説のハードだったのだと思い知る始末です。その伝説に、今、触れることが出来るッ…!(おおげさ)私は夢中でノートに面白そうなタイトルを書き写していきます。

 そしていくつかピックアップが済みますと、そのまま中古屋に直行です。在庫は山ほどありますが、さすがにファミコンソフト全てを網羅しているわけがありませんから、ネットで気になったゲームが置いてないことも当然あるのです。そうなると、再び図書館に行ってPCとにらめっこです。ですから当時は「図書館 ⇔ 中古屋」の往復を半ば日課として、私はファミコンを遊び倒したのです(ちゃんと勉強もしましたよ)。

 

 そんなある日のこと。いつものように目星を付けたソフトを探しに中古屋に向かいます。今回は女神転生Ⅱ」を探しに来ましたが、カセットがデカいからか、在庫はありませんでした。そしてこの日に限って、他の目星を付けたソフトも見つからず、今日は収穫なしか、と帰ろうとすると、不意に1本のオレンジ色のソフトが目に留まりました。剣と盾を構えた男性と背景には廃墟の街。そう、タイトルは闘いの挽歌…!

 一気に私の意識はハナタレ小僧の頃に戻ります。うわぁ、懐かしいなぁ。スゲェむつかしかったっけ。みんな1面とかでやられてたもんなぁ。Dくんは元気かしら。一緒に珍奇な同人誌とか作ってたなぁ…。いや、そんなことはどうでもいい。…コレ、今の私ならクリア出来るだろうか?

 私は導かれるように闘いの挽歌を購入し(500円だった)、家に帰って即起動、と言いたいのですが、説明書が付いてなかったので、再度図書館のPCでストーリーや基本的な操作方法を調べます。時は世紀末…なのか。アタック、ジャンプ、盾防御。マンホールの下には隠し部屋が!なるほど、Pアイテムを取ると攻撃力が上がるのか。靴は大ジャンプで…、あ、ボールを喰らうと丸裸になるのね、知らなかった。一通りの操作方法とアイテムをノートに書き写し、私は今度こそ家路に着き、闘いの挽歌を起動させたのです。

 

 まずは全体マップ(らしい)ものが表示され、マップの左上に剣を振り回しているキャラがいます。多分、これがオレ。で、道なりに進むと右下にドクロを掲げたヤバそうな門があります。ここが剣王とやらのラスボスの城だな。そしてステージ1開始です。

 まずは廃墟の街を進みます。すると痛そうな鉄棒を持った輩がワラワラとやってきますが、こちらの斬撃で簡単に撃破出来ます。つまりザコですね。しかし前後から次々とやってきますので、油断すると挟まれてボコにされます。そう、油断したところでクリボーに激突するなんてよくあることなのです。ここは1体ずつ確実に倒していき、しばらく進むと赤い人がナイフを投げてきます。

 チョイコザイな、と盾でガード。すると続けて光るボールを投げてきました。あッ!コレかッ!と慌ててしゃがんでやり過ごします。フ~ゥ、装備を剥ぎ取られるところだったぜ。と、安心したのも束の間、先程の鉄棒野郎に囲まれてフクロにされます。いかん、殺られるッ!と慌てて目の前のマンホールに飛び込みます。

 

 BGMが変わり、赤い服のパンクな人が飛び回っています。中ボスかしら?ていうか、昔やった時、こんな人いたっけ?(単にマンホールを落とし穴と勘違いしてスルーした)戸惑う私を尻目に、パンク野郎は白い物体を投げてきます。ここも盾でガード!しかし画面内を大きくジャンプして飛び回り、攪乱してきます。私はバカみたいに彼奴を追いかけて、あっちへウロウロこっちへウロウロしますが、画面のどちらかの端で待ち構えれば良いことに気付き、待ち伏せして斬撃連打。首尾よく撃破です。

 さてこの部屋から出ようと思いますが、ハシゴの位置が高くてジャンプしても届きません。と、左端にピカピカ光る靴が。これが大ジャンプ出来る代物か。早速ゲットしてジャンプしてみますと、それまで腰の高さくらいまでしかジャンプ出来なかったのに、今度は画面最上部までジャンプ出来ます!ドクター中松もビックリです!このジャンプ力を生かして、一気に地下室から脱出です!

 

 地上に戻り、先に進むと窓からダイナマイトを投げつけられる世紀末的風物詩に出会いますが、ガン無視。やがてスクロールが止まり、ビルの中程に斧を持った2人組が待ち構えています。いよいよボスか!まずは右側の斧野郎が飛び降り、斧を投げてきます。これは盾でガード出来ますが、しゃらくさいことに上段と下段に投げ分けてきます。ここはどちらも盾でガード出来ますが、しかし彼奴に近づくことも出来ません。

 仕方なく、下段攻撃はジャンプで飛び越し、一気に距離を詰めて斬撃コンボ(そんなシステムはないが)。1人目を葬ると、今度は左で待機していた斧野郎2号が襲い掛かります。が、攻撃パターンは同じなので、同様に撃破!ステージ1クリアです!

 

 …が、次の面も同じような廃墟の街。どうやら2部構成のようです。1面後半戦も鉄棒野郎が襲ってきますが、すぐに目の前のマンホールへ避難。今度はサムスのモーフボールよろしく、床をゴロゴロ転がる野郎が登場。転がっている最中に攻撃しても効き目がないので、ジャンプで避けるしかありません。

 そして急に起き上がると、いきなり口から火を放ってきます。さすが世紀末、なんでもアリですね。っと、感心している場合ではありません。とにかく転がっている時はジャンプで避け、起き上がったところをすかさず攻撃。ちまちまとダメージを与えてようやく撃破。また靴が置いてあるのでゲットとして地上に戻ります。

 再び窓からダイナマイトを投げつけられつつ、スクロールがストップ。両腕が異様にパンプアップした輩が登場!今度こそボスのようです。いきなりノーモーションからロケットパンチが放たれ、堪らず被弾。今度は下段からロケットパンチを発射!今度はジャンプで避けますが、パンチは後方で方向転換し戻ってきまして、自機の後頭部にストライク!

 

「ウボーッ!」

 

 という声と共にミスとなりました(本当に「ウボーッ!」と言っているかは分からないが)。再度ロケットパンチ野郎に挑みますが、どうしても攻撃モーションが読み切れず、何度も「ウボーッ!」「ウボーッ!」となり、ゲームオーバーとなりました。

 

 そんなこんなで初プレイ終了(厳密には初ではないが)。…これは面白い!でもむつかしい!ただ昔ほどむつかしくは感じなかったな。しっかりと敵の攻撃を見て、防御をすれば何とかなりそうだ!そうさ、あの頃のオレとは違うんだ!そう言い聞かせて、私は再トライに挑んだのです。

 

 数日後。2面半ばでゲームオーバーとなり、頭を抱えている私がいました。この時、頭をよぎった言葉は「多勢に無勢」。そうです、こっちは1人なのに、向こうはジャンジャン敵が出てきます。出てくるだけならまだしも、前後からの挟み撃ちですから、前の敵を倒し、後ろの敵を倒し、また前の敵を倒し…、と繰り返すばかりで、なかなか先に進めません。

 かと言って、後ろから来る敵を引き離そうとしても、すぐに前からの敵の攻撃で足止めを食らい、後ろの敵が追い付いてフクロにされてしまいます。これはどうしたもんじゃろう…?私は真っ暗なブラウン管を見つめながら、腕組みをして唸っておりました。

 …しかし、これまでのゲーム遍歴から考えて、次に私が取る行動は決まっているのです。みなさんも、もうお分かりでしょう。そう、私は外へ駈け出したのです!

 

 

 すみません、まだ続きます。



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大石まさる 「水惑星年代記」

大石まさる 「水惑星年代記http://ift.tt/2rjnSDR

 さて今回は大石まさる水惑星年代記をご紹介したいと思います。思えば大石氏を知ったのは、以前の「みずいろ ~パーフェクト~」の回でもお話しましたが、某書籍通販サイトで芦奈野ひとし氏の作品「ヨコハマ買い出し紀行」(私はこの作品が大好きです)のページも見に行ったところ、お決まりの「こんなのもありますよ」と他の作品も勧められ、その中で見つけたのが大石まさる氏でした。

 そして「ヨコハマ~」にテイストの似た作品ということで購入したのが今回の「水惑星年代記」というわけなのです。で、ガチのSF考証に私は大変夢中になり、大石氏がすっかり気に入ってしまいました。そこで初期作品から読んでみることにし、「みずいろ ~パーフェクト~」を購入してレビューを書いたわけなのです。

 で、この度、「水惑星年代記」シリーズ全7巻を読み通しましたので、今回感想を書こう、と思ったわけです。しかし、この作品が出版されたのは2006年と10年も前の話。どうして今頃この本を紹介するのかと言えば、私が今頃この作家さんを知ったからに他なりません。

 10年前、当時の某熱帯雨林は基本クレジット決済でして、大した貯金の無い私は当然カードなど持っておらず、割高な代引きを選択せざるを得ませんでした。なので最寄の店で受け取れば送料、手数料がタダな「奈々と重一(現在は「奈々の網」)」の方を多く利用していたわけです。

 結果、2006年当時に某熱帯雨林を利用することはあまりなく、したがって大石氏を知ることはありませんでした。で、銀行口座からカンタンに振り込めるようになった現在、気軽に某熱帯雨林を利用するようになってようやく知ることになった、というわけなのです。みんな貧乏が悪いんや。

 まぁ、「じっと手を見る話」はこれくらいにして、「水惑星年代記」シリーズとはどのようなお話なのか、まずは概略から始めることといたしましょう。

 

 

 舞台は少し未来の地球、と言っても、どうやら私達がこの先歩むであろう未来ではなく、大石氏曰く「比較的アナログなテクノロジーによって宇宙に進出した」平行世界における未来の地球の話のようです。温暖化の影響により海水面が上昇し、沿岸部のほとんどが水没していますが、人類はこの試練を受け入れ、メガフロートの建設や水上移動の技術を発展させつつも、むしろ新天地を求めて宇宙を目指しているのです。

 物語は軌道エレベーター(カンタンに言うと、宇宙まで届くバカデカいエレベーター)が稼働し、人類が月にコロニーを作り始めた頃から始まります。外宇宙への探査や月への移住を経て、人類は火星への到達を目指すのです。

 

 

 このように物語は人類の宇宙開発史がメインストリームとなっています。しかし作者の力点はそこではなく、そのような宇宙開発の最中に、フツーの人達はどのように暮らしていたのか、ということにフォーカスしています。宇宙に飛び出し、月にコロニーを作り、火星にまで手を伸ばそうとしている、そんな人類なのに、人々の生活は実にささやかなで、現在の私達とあまり変わらない生活様式と価値観を持っているのです。

 実際、水惑星年代記シリーズのほとんどは、このような市井の人達のほのぼのとした暮らしを描いたものであり、むしろこちらがメインストリームで、宇宙開発史はガチのSFとしての面白さは十分に持っていますが、しかしこの作品の性質から考えると、単なる狂言回しとして時間経過を描いているに過ぎないようにも思えます。そして人々の日常を描いた物語は、どれも人間の希望を描いているように思えます。

 自分の可能性を見つけに行く女性、天体観測を通じて惹かれあうふたり、世界一周レースと熱烈な恋、奇妙な昆虫を求めて空を翔ける少年、そして月で生まれた女性は火星を目指す…。どの物語も、主人公は自分の能力を信じ、1つの目標に向けて、つまり夢に向かって突っ走っています。もはや希望しか見えないのです。

 

 先述のように、私がこの作品を見つけたのは「『ヨコハマ買い出し紀行』に雰囲気が似ているから」という理由からでした。なるほど、どちらの作品も未来の話で、海面上昇により沿岸部が水没しており、物語の多くを人々の日常生活の何気ない楽しさを描くことに割いています。しかしこの「希望」という点で決定的に違うのです。

 「ヨコハマ~」は人類の種としての限界によって人口減少が止まらず、それを埋めるようにロボットが開発され、緩やかに滅んでいく人類をロボットであるアルファさんの視点で描いていく作品でした。作中の人間達はのんびりと暮らしていますが、しかしそれはどこか諦めが感じられます。それは語り部であるアルファさんは基本的に不死であるが故に、縮小していく人類が強調され、それは物語の終盤で頂点を迎えます。これは冷徹な「滅びの物語」なのです。

 対して「水惑星~」の人類は限界を知りません。ひたすら希望を持ち、己の能力の限界に挑み続けます。それは本来のメインストリームである宇宙開発史では「計画の危機を回避するために奔走する」という形で描かれ、日常の物語では「生きることの喜び」と「夢を追いかける情熱」を前面に示すことで描かれています。これらはつまり「希望」に他ならず、「人類の溢れんばかりの生命力」で溢れており、したがってこの物語は「生命を祝福する物語」なのです。この点は以前ご紹介した「みずいろ ~パーフェクト~」のメインテーマに通じるものがあり、ひいては大石氏の創作のメインテーマなのだと思います。

 

 このように、「ヨコハマ~」と「水惑星~」は「似ている」と言われながら、実は全く逆にベクトルによって描かれたものであると言えるでしょう。しかし両作品は、実は同じことを描いているのです。つまりどちらも間違いなく人間の姿を描いた作品であり、どちらも人間への愛おしさを描いている点では同じなのです。

 この点に関して、私の頭には2つの小説が浮かびました。ネヴィル・シュートの「渚にて」アン・マキャフリー「歌う船」です。「渚にて」は、破滅が不可避となった人類の静かな最期を描いています。対して「歌う船」は生命維持のためにサイボーグ宇宙船となった女性の生き生きとした心の機微を描いています。ひたすら死を待つ前者と、サイボーグとなって生の喜びを謳う後者は、やはり全く逆のベクトルの作品ですが、どちらもまぎれもない人間の姿を描いた作品でした。

 当たり前のことですが、ある事物を描こうとする場合、その手法は1つとは限らない、ということです。そしてもちろんどちらの手法が優れているか、という問題ではありません。重要なのは、その手法が受け取った人達の心に響いたかどうか、ということで、「ヨコハマ~」も「水惑星~」も、私の心を存分に響かせてくれた作品なのです。

 

 

 …と、毎度毎度面倒臭いに話になってしまいましたが、水惑星年代記はかなりコアなSF考証もありますが、先述の通り、むしろそれを使って夢に向かって突っ走る人間の物語なので、何かを追いかける人達の熱気がとても心地よい作品です。また大石氏お得意のサービスカットも満載で、相変わらず「明るいエロス」が炸裂していて、「あぁ、女性の胸は偉大だなぁ…」と野郎共は思わず呟くこと請け合いです。

 現在は紙媒体の方はほぼ絶版に近いので、Kindle版がお手軽です。全7巻とたっぷり楽しめますので、夢を追いかける人間の熱気で、うっとおしい梅雨払いにいかがでしょうか。きっとみなさんも何かを始めたくなると思いますよ。



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FIFA 17 de Galthieとmiya10costaのサッカー雑談 プロトタイプ版

[16-17欧州]FIFA 17 de Galthieとmiya10costaのサッカー雑談 プロトタイプ版 http://ift.tt/2s6FiRv

先日、METAL GEAR SOLIDの動画をあげましたが、今度はFIFA 17を使って動画を作ってみました。

今度は一人ではなく、当サイト関係者は知っていますが、以前にサッカー記事を書いてあげてくださっていた「miya10costa」さんとラジオ風にサッカー雑談をしたものになっています。

内容はマンチェスターU. vs アヤックスのEL決勝の展望から始まり、「miya10costa」さんおすすめのモナコライプツィヒが今シーズンどこが優れていたのかなどなど、話しております。

以前ブログをやっていた時も記事だけでなく、こういったラジオ風のものを作れたらとミヤとも話しており、それが実現した形になりました。

時間がなく、ぶっつけ本番になってしまったので、まだマイクの環境もしっかり整っておらず、自分の方の声が大きくなってしまいました。
またPS 4でアフレコしたので、15分でアフレコが切れてしまいました。

まずプロトタイプとしてあげてみましたが、今後色々改善して続けていけたらうれしいなと考えています。

それでは以下の動画楽しんで頂けたらうれしいです。

※話しの中で、、「弱小チーム」「強いチーム」「弱いチーム」という話がありますが、「資金力が」強いチーム、弱いチーム、弱小チームという意味で使っています。

※基本、この音声はカフェや居酒屋などで友人とする、雑談気分で話してるものです。
内容もあくまでも個人の感想となっています。
その辺もご容赦頂ければ幸いです。

 

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