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須藤真澄 「グッデイ」

須藤真澄 「グッデイ」 https://ift.tt/2DXVQCU


 今回ご紹介しますは須藤真澄(愛称ますび先生)「グッデイ」であります。ますび先生は日常とは少しズレたファンタジーを、丸っこい可愛らしい絵柄でほのぼの描く相当な手練れでありまして(何様)、また大変な猫好きでもあり、ネコマンガの大家でもあったりします。




 そもそも私がますび先生の作品に触れたのも、須藤家最初の猫、ゆずくんとの毎日を描いた「ゆずシリーズ(と私が勝手に呼んでいるだけだが)」が最初でありまして、ケンカがからっきし弱いヘタレなゆずくんは非常に愛らしく、その様を持ち前の丸っこい絵柄で余すことなく表現されており、やっぱり猫好きである私はいっぺんにファンになってしまいました。




 次に手に取ったのは「おさんぽ大王」という、タイトル通り、ますび先生があちこちに出張り、自分の運動不足とインドアっぷりを見つめ直す内容でして(かなり誇張アリ)、これらを読んだ私が「あぁ、ますび先生はエッセイマンガの人なのだ」と考えてしまったのも無理のないことです、えぇ無理のないことですとも。




 で、十数年経った現在、ふと思いついて「そうだ、ますび先生の他の作品も読んでみよう」と思い立ち、熱帯雨林で探し回ったところ、どれもこれもガチのファンタジー作品であり、ここに来てようやく「あッ!ますび先生はファンタジーの人だッ!」と気付き、何しろF先生の「SF(すこしふしぎ)」が大好きな私ですから、あっという間にますび先生の世界観に魅了されたとしてもちっとも不思議ではないのです、えぇ不思議ではないのですとも(すこしふしぎだけに)




 さて、毎度毎度の前置きが長くなりましたので、ここらで本作「グッデイ」の簡単なあらすじを、それこそ帯の惹句をそのまんま書き写すことでご紹介することにいたしましょう(非道)







 「玉迎え」とは、身体の寿命で亡くなる人の体形が、その前日から球体に見える状態をいいます。玉迎えは、15歳以上の人が任意で服用できる「玉薬」を飲むことで見えるようになります。亡くなる人と、玉迎えが見える人の組み合わせは、世界でたった一組のみ。だけど、もし0.0000…%の確率を越えて、出会うことが出来たなら…







 ということで、本作は翌日寿命で亡くなる人が球体に見える「玉迎え」という、奇想天外な設定で語られる連作集であります。さてもう少し作品世界についてご説明しますと、この世界では玉迎えの人を見つけた場合、以下のような対処が最善であるとされています。すなわち、




「玉迎えの方を見つけたら慌てずにそのご家族にだけ知らせて下さい。決してご本人には直接告げず、ご家族の判断にお任せして下さい。」




 …ということなのです。確かに本人に告知するのはショックが強すぎるでしょうから、その方の家族に連絡するのが、葬儀やら何やらの手続きもありますから、親切ではありましょう。実際、作中の「玉迎えが見える人」は本人に気付かれないように、何とかご家族の方と連絡を取ろうと奮闘します。




 …しかし、本当に当の本人に告知しなくても良いものなのでしょうか?我が身のことと考えれば、明日死ぬと分かっていれば、最期の日にはやり残したことの無いように身辺整理をしておきたいものです。




 とは言うものの、実際に「あなた、明日死にますよ」と急に言われたら、逆に大パニックになり、場合によってはヤケになってとんでもない悲劇を巻き起こしてしまうかもしれません。




 本作ではこの「死ぬことが分かってしまった」場合、当人と周囲の人々がどのように振る舞うのかが詳細に考察されています。告知した場合、告知しなかった場合、告知はされなかったが、周りの態度で気付いちゃった場合、告知はせず、なんとか気付かれなかった場合、などなど。




 そしてどのエピソードの登場人物も、それぞれに悩み、納得し、あるいは「これで良かったのか」と自問します。しかしこれこそ本作の持つリアリティであると言えます。つまり「死」という、いわば人生最大の一大事を前にしては、 その対応は当然その人の人生を踏まえたものであり、必然的に十人十色でしかありえない、「正解がない」という事実を包み隠さず指摘しているからです。




 ですから恐らく読者は本作の登場人物な誰かに、あるいは全員に共感することになり、ひいては「死」というものに対する自分の見解、あるいは立場がいかに揺らぎやすいものであるかを自覚することになるのです。




 事実、私も本作の登場人物のほとんどに共感し、しかしそれは自分が相反する立場にまたがっていることにも気付かされ、つまり「告知すべき」だとも考えつつ、「告知するべきではない」とも考えてしまう自分にも気付き、ちょっと愕然としました。それほど本作の語りは巧みであると言えるでしょう。




 さて「死」を取り扱った本作ではありますが、そこはますび先生ですので全く殺伐としたものではなく、先述の丸っこい絵柄でほのぼのと語られ、誰もが直面する問題でありながら、しっかりとコメディであるところはホント上手です。かのチャップリン曰く「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇である」とありますが、それならば「死」もまた喜劇であっても不思議ではないのかもしれません。




 もし興味を持たれましたら、まずはこちらで試読していただき、そのまま買っちゃえばいいじゃんか。そしてますび先生の作品を集めちゃえよ。ということで、オススメです。



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Eテレ 「Q」

Eテレ 「Q」 http://bit.ly/2Gv07R4

 

 さて今回は久しぶりにテレビ番組をご紹介しようと思います。皆さまの嫌な予感の通り、今回もEテレでして、「Q」という子供番組であります。で、どういう番組なのかと申しますと、ここで番組公式ホームページの言葉を借りますれば、



アクティブ・ラーニングに必要な「思考力と対話力」を育むこども向け哲学番組



 …です。あくてぃぶ・らーにんぐ?ナニソレ?20年近く前に学生を終えてしまった私には、ちっともサッパリわからんちんな単語です。ネットで調べてみますと、



学習者が能動的(アクティブ)に学習(ラーニング)に参加する学習法



 …だそうです。 なるほど、センセーから一方的に講義を受けるような授業ではなく、生徒が積極的に発言する学習方法…なのかな?しかし日本の教育は結局試験ありきですので、どのようなお題目を並べた所で暗記中心の詰め込み



 …ゲフンゲフン。メルモちゃんのキャンディーがノドに詰まって、心にもないことを口にしてしまいました。日本の教育バンザイ!(目はうつろ



 それはさておき、アクティブ・ラーニングとは、つまり「自分でものを考える」ことと「言葉にして伝える」ことを重視している訳で、今回紹介する「Q」はその力をモリモリワサワサと育てよう、という番組なのです。そもそもこの番組のサブタイトルからし「Philosophy for children」、「こどものための哲学」というガチな意気込みですし、そこは天才と狂気を内包したEテレですから、これはもう期待しないわけには行かないでしょう(褒めてますよ)



 さて「哲学」という単語には恐ろしくむつかしい思考実験を思い起こさせる効果がありますが(個人の感想です)、しかし案ずるな、案ずるな受験生!(大泉洋風)なにしろEテレと言えば信頼と実績の「人形」と「アニメ」であり、当番組もこの伝統を色濃く受け継いでおり、番組は人形劇とアニメによって進行していきます。再び公式ホームページの言葉を借りますと、



 小学3年生の少年Qくんが、日常の中で抱いた不満や願望に、ぬいぐるみのチッチがなぜそう思ったのかを問いかけ、対話しながら、自分なりの答えを探求していく人形劇です。



 ですから「こどものため」と銘打っているだけあって、とても身近な話題を、とても分かりやすく、とても楽しく解説してくれます。



 まずQくんに不満なことを起き、Qくんの感情が爆発します。そこへぬいぐるみのチッチ(声:ガッツ石松「時間を止め」、自由に喋ったり動いたりしながら、Qくんの抱く不満とはどういうものなのかを考えていきます。



 この時、チッチはことあるごとに「本当にそうなのかな?」「どうしてそう思うのかな?」とQくんに問いかけます。つまり一見当たり前に思えることも、一旦立ち止まって吟味することを促しているのです。さらに幕間のアニメではテーマを色々な角度から検証しており、様々な解釈が可能であることを匂わせています。



 そしてQくんは「本当の自分の考え」に辿り着き、それにしたがって自分の不満とは何なのかを捉え直すのです。が、そこは小学3年生ですので、少々自分の都合の良い解釈になることもあり、チッチがガッカリして「なんでそうなるの!?」コント55号の伝家の宝刀を披露して終わるのです。



 それではこれまでに取り上げられてきたテーマをいくつかご紹介しましょう。



・カッコイイってどういうこと?



・そもそも自分らしさってなに?



・ふつうってどういうこと?



 …なんでしょう、えらいこと深く追及しております。先日見た回のテーマも「お金で本当に幸せになれる?」という訳知り顔の大人達には耳の痛いお話でしたねぇ…。そう、「こどものため」と言っておきながら、大の大人もこめかみをグリグリしたくなるような難問を考えていく番組なのです。



 しかしながら、この番組では明確な答えは示されません。公式ホームページに「自分なりの答えを探求していく 」とあるように、あくまでも自分の答えを見つけることが目的であり、それを互いに話し合って、より問題に対する理解を深めていくことが本番組の狙いなのです、多分。



 ということで、なかなかどころか相当面白い番組です。が、この番組、不定期放送です。放送日時も放送時間も全く未定でして、ホームページで逐一情報をチェックするしか追いかける方法はありません。が、このホームページで過去の放送を見ることが出来ますので、今から最新作に備えることにいたしましょう。



 大人になった今こそ、こどものための哲学を。


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グレゴリウス山田 「三丁目雑兵物語(上)」

グレゴリウス山田 「三丁目雑兵物語(上)」 http://bit.ly/2GnLFKM


 先日のことです。何か面白い本でもないかといつものように熱帯雨(略)




 …ということで、発売は2018年の5月という、相変わらずの周回遅れな私ですが、気を取り直しまして、グレゴリウス山田先生の「三丁目雑兵物語」をご紹介しようと思います(略しすぎ)。とりあえず簡単なあらすじからです。







 多分都内のどっかにあるボロアパート。果てしなく昭和を感じさせる佇まいのこのアパートは、何故か世界各地から雑兵どもが集まる魔窟だったのだった…







 あれ、もうあらすじが終わってしまったよ、シャチョさん。もうちょっと詳しく言いますと、現代人の大家さんが古今東西の雑兵(軍隊の一番下っ端)に振り回されるお話です。




 で、この雑兵どもは全員何故か女性でして、こうなるとよくあるハーレム物かと油断しますが、そんなことは全然なく、各々が各々の行動原理(つまり雑兵の行動原理)に従って好き放題に振る舞い、大家さんは「嗚呼…」と呻くだけの内容で、はっきり言って内容はないです。




 …なんだろう、ちっとも面白そうに見えないぞ?そうか、ここで登場キャラの紹介をすれば良いのか。てことで、以下登場人物の紹介です。




・大家さん:ボロアパートの大家。寝てりゃ儲かる不労所得を目論むが、むしろ忙しくなっている。古今東西の雑兵たちに翻弄され、本気で迷惑している。本作唯一の男性




足軽さん:日本は戦国時代の雑兵。すぐ略奪をしたがる(大家から)。平たく言えば田舎のチンピラ(作者談)




・チュートンさん:中世ドイツの宗教騎士団。異教徒に容赦ないが、自身の信仰心が揺らぎ気味。すぐ築城しようとする




・バイキングさん:10世紀北欧の戦士。やっぱり略奪に走る。やたらと肉弾戦に持ち込みたがるが、意外と子供好き




コンドッティエーレさん:中世イタリアの傭兵。傭兵なので金にうるさい。ちょっと出番が少なめ。メガネっ娘




・ポチテカさん:中南米アステカ帝国武装商人。やっぱり金にうるさい。二言目には「生贄」と口走る。開放的な人




・アサシンさん:13世紀イスラム教の暗殺者。いろいろ謂れがあるが、謎な人。引っ込み思案で泣き虫。小動物を思わせる萌え系




・スパルタさん:古代ギリシャの兵士。めちゃくちゃ厳しいが、和を尊ぶ人。基本的にメシと筋トレ以外は何もしないグータ




・スクワイアさん:騎士に着き従う従者。従者のわりには主人の選り好みが激しい。うまく使えば忠実なワンコ




 あれ、意外といるなァ。結構大所帯なマンガだね、コレ。さて繰り返しになりますが、彼ら雑兵どもは何故か全員女性でありまして、しかし大家さんとの恋に落ちるわけがなく、「やったぜ!水着回があるわけでもなく、「キタぜ!温泉回!」など望むべくもありません。そもそもそんなにキレイな絵でもありません。




 ただ大家さんと雑兵どもがあーでもないこーでもないと、特に盛り上がりもなくワチャワチャするだけでして、惹句には「 戦国から中世まで無駄な知識が身につくこと間違いなし!! 」とあり、実際古今東西の雑兵に関する膨大な 知識が記されてはいますが、読後、頭には何も残りません。




 あれあれ、やっぱり面白そうに紹介出来ませんねぇ。しかしナァ、言葉にしづらい、よく分からない面白さがあるんですよ。大家さんと雑兵どもとの雑なやり取りとか、妙に心地良いテンポとか、キレイじゃないけど頭に残る絵柄とか、全然可愛くないけど、なんかカワイイ雑兵たちとか(個人的にはチュートンさんがかわいい)。




 先に「古今東西の雑兵に関する膨大な知識が記されているが、読後、頭には何も残らない」と書きましたが、案外、真のコメディってのは頭に何にも残らないものかもしれませんね。今思い付きましたが、「真の喜劇に教養なし」。いや、「真の喜劇に教訓なし」でしょうかね。そういう作品です。そういえば今回の記事の書き方も、本作に影響されたのか、なんか雑で、つまりこんな感じのマンガです(わかりにくい)。




 あー、えー、こんな文章で読みたくなる奇特人間はおらんと思いますが、一応オススメです。こちらで試読っつーか、本編のほとんどが読めやがるので、気に入ったら買ってあげてください。




 えー、おわり(なげやり)。



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ハクメイとミコチの7巻が出たよ

ハクメイとミコチの7巻が出たよ http://bit.ly/2MFnw38


そういうわけで、年に一度のお楽しみ、ハクメイとミコチ」の7巻が発売されました。やった!(といっても発売されてから2週間も経っちゃいましたが)。




 某熱帯雨林で発売を知り、「すわ、今年も出るか!」と、発売日翌日に(ココは地方都市なので1日遅れる)喜び勇んで近所の書店に行ったものの「入荷してません」という体たらく。そんなだからネット販売に負けるのだ、とブツブツ言いながら、さらに翌日、職場の近くの書店にはフツーにあり、「ウム、君は出来る子だ、○ま○わ書店」と何様のつもりを地で行く私でしたが、無事購入出来ました。で、気が付くと読み終わってしまいましたので、ちょいと感想を書き散らかせていただきます。




 とはいえ、私は基本的にはネタバレをしたくない人間なので(何故なら私はネタバレされるのがイヤな人間で、かの「自分がイヤなコトは人様にもしない」という人類憲章第1条(そんなものはない)に則りますと、「自分もネタバレをしない」という結論に行き着くのです)、7巻に収録されたお話の詳細はおろか、あらすじもさわりも触れるつもりは全くありません。




ですので、今回は「7巻を読み終わった私がどう思ったか」をズラズラダラダラ書くだけです。もし貴方が(貴女かもしれませんが)「ハクメイとミコチ」の7巻の詳しい内容を知りたいのであれば、こんなクサレブログからはとっととオサラバして、ネット空間に鎮座する有識者の方々の記事に目を通されることをお勧めいたします。そう、ネットは広大だわ……(意味がちがう)




 7巻では新しい登場人物もちょいちょい登場しますし、この世界の仕組み(文化やインフラ)も新たに紹介していますが、 主としてこれまで登場した人物の様々な日常を(あるいは非日常を)描いています。




 そして今回収録されたお話は、どれもその人物をより深く描き出すようなエピソードとなっています。つまり、ある場面では「あぁ、この人らしいなぁ」と感じ、ある場面では「あれ、この人こんな人だったんだ?」と少々驚きます。 ですからお馴染みの方々の人となりをさらに知ることになりますし、場合によっては意外な一面を垣間見ることも出来る内容となっています。




 別にこれで登場人物が出揃ったというわけではないでしょうし、この世界の全てが描かれたわけでないでしょう。ただ、ここでこの世界の探索は一息入れて、これまで見てきた世界の、今度は細かいところを見てみませんか、そんな作者の意図、つまり「この世界により厚みを増そう」という試みが読み取れた気がしました。




さて「ハクメイとミコチ」と言えば「美味そうなメシ」ですが、今回も、もぅ、イヤになっちゃうくらいに美味そうなメシが徒党を組んで襲い掛かってきます。作者の樫木先生はホントに料理好きなんですねぇ(あとがきマンガでもちょくちょく料理をしている)。「カーシコイ男は料理がウマーイ!」とはコモロー先生の金言ですが、こういう作品が描けて料理も出来るってことは、案外この金言、真かもしれませんねぇ。




 あと、今回はミコチさんが大活躍(いや、大災難?)だった気がします。私は本作の登場人物の中ではミコチさんが一番好きなので、いやぁ読みごたえがあったなぁ。いいよねぇ、ミコチさん。やっぱり黒髪のロングってステキだわ…。ていうか、毎回毎回、ミコチさんのステキな黒髪の表現にタメ息が出てしまう私ですよ、あぁ、見入ってしまいます…(変態)




 そしてもう一人の主人公、ハクメイは相変わらずたくましくて頼れる、気風の良い姐さんです。元旅人だけあって、尋常じゃない知識と見識の広さは今回も健在。この人とどっかテキトーに旅に出たら面白いでしょうねぇ。間違いなく各地の美味いものは知り尽くしているはずです。まぁ、多分まともなルートは通らないでしょうが(熊野古道で一か月キャンプとか)。




 ということで、今回も盛りだくさんの「ハクメイとミコチ」7巻。本記事を読んで読んでみる気になった人がいるとは到底思えませんが、ともあれオススメですよ(勧めるまでもないか)。



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いにしえゲーム血風録 二十回の均衡 「ダライアスとオレ(Captain Neo編)」

いにしえゲーム血風録 二十回の均衡 「ダライアスとオレ(Captain Neo編)」 http://bit.ly/2FWkLcq

 

 さて血風録もあれよあれよと続きまして、二十回を数えることになりました(あくまでもタイトル数なので、連載回数はもっと多いですよ)。ここまで半ば諦めの境地でお付き合い下さった皆様、ここに厚く御礼申し上げます。



 そこで二十回を数えた今回はダライアスとオレ」と題しまして、やはりSTG界のフォッサマグナというかマツダイヤグラムというか(意味不明)、とにかく私のゲーム遍歴においてなくてはならないタイトルですので、ちょいと深くお話させていただこうと思ったわけであります。



 さてこのような勿体ぶった前口上から、感の良い方はお気付きでしょう。そう、血風録の十回の時と同じやり口でして、かの時は「グラディウスとオレ」と題しまして、このSTG界の巨人と田舎のクソガキとの宿命(おおげさ)を長々と語りました(内容はない)



 で、今回はそれをダライアスでやろうってワケなんですが、一応ダライアスって何?」というところから始めようと思います。 血風録第五回の「ダライアス外伝」の回で既にある程度ダライアスシリーズの紹介はしていますが、私自身が全部忘れていますので、釈迦に説法、両手に花、他山の石でありましょうが、しばしお付き合い下さい。



 まずはシリーズ通しての基本システムをご紹介しましょう。



 ダライアスシリーズは横スクロールSTGで、 対空ショットと対地ボムによる攻撃で敵機を破壊し、ボスを倒せばステージクリア、アーム(後述)のない状態で敵に触れる、敵弾に当たる、地形に当たるとミスになり、残機を全て失うとゲームオーバーという、実にオーソドックスなゲームシステムでした 。



 それではパワーアップについてご紹介しましょう。道中で敵機を倒すと赤、青、緑の色の付いた勲章が出現し、これを取得するとパワーアップ出来ます。パワーアップには以下の種類があります。



・赤:ショットパワーアップ:対空ショットがパワーアップする。初期状態はミサイルで、続けて取ると敵を貫通する「レーザー」敵と地形を貫通する「ウェーブ」へと強化される。



・緑:ボムパワーアップ:ボムがパワーアップする。続けて取ることで「ノーマル(下前方)」→「ツイン(上下前方に発射)」→「マルチ(上下前方と上下後方に発射)」へと発展していく。



・青:アームパワーアップ:ダメージを防ぐアームを装備する。続けて取ることで「ノーマル(敵や地形に当たるとミスになる)」→「スーパー(敵に当たってもダメージだけでミスにならないが、地形に当たるとミスになる)」→「ハイパー(敵や地形に当たってもダメージだけで済む)」への発展する。



 また本作にはルート分岐があり、ステージクリア時に「上ルート」と「下ルート」の選択ができ、結果扇上に広がっていくことになります。ですから1面は1種類しかありませんが、2面は2種類、3面は3種類と増えていくことになり、ボスもその数だけ用意されております。もちろんマルチエンディングであります。



 



 それでは初代「ダライアス」から始めましょう。ダライアスは1986年にタイトーより発表されました。まずはストーリーからご紹介しましょう。



 



 平和な惑星ダライアスに突如来襲した異星人、ベルサー。抵抗空しく、ダライアス人の大半は死に絶え、生き残った人々は地下シェルターで暮らしていた。このままでは全滅が免れないと悟ったダライアス人は、2人の男女、プロコとティアットを選び、小型輸送機を改造した戦闘機「シルバーホーク」によって、新天地を目指して脱出させることにした。しかし…。



 



 さてこのゲーム、フツーのSTGと思うなかれ、なんと大バカ三太郎なことに、3画面を横に繋いだ巨大スクリーンと当時の最先端の音響システムを搭載した(シートの中に重低音スピーカーがあり、爆発音が尻に響くのです)、バカデカい専用筐体で登場しました



 巨大筐体だけではなく、ボスが魚型巨大戦艦であることも非常に強いインパクトをプレイヤーの与えました。加えて先述のステージ分岐という独自の仕様はプレイヤーの攻略意欲を高め、またBGMがエラくカッコイイために筐体のスピーカーから録音を試みるプレイヤーが続出したという、決してバカデカいだけの出オチではく、大変な人気を博したゲームでした(ちなみに主人公のプロコ(Proco)とティアット(Tiat)は繋げて逆から読むと「Taito Corp(株式会社タイトー)」となります。芸が細かいですね)。



 



 これを受けて1989年に続編ダライアスⅡ」が発表されます。ストーリーは初代「ダライアス」のゾーンWのエンディングを受け継いだものです。



 



 ベルサーによって死の星と化した惑星ダライアスから辛くも脱出したプロコとティアットは、新天地惑星オルガに辿り着く。それから1000年後、太陽系から同胞のダライアス人からと思われる救難信号をキャッチした子孫たちは、伝説の戦闘機「シルバーホーク」に乗り込み、一路太陽へと向かった。



 



 マイナーチェンジということなのか、画面は2画面となり、パワーアップシステムにも若干の変更が施されましたが、魚型巨大戦艦とルート分岐は健在で、太陽系を舞台にしたことでも話題になりました。またBGMも前作以上に力の入ったものになり、やはり大人気となったのです。もっとも初代よりも高い難易度であったため、なかなか玄人好みのゲームであり、クリアすることは一種のステータスであったと言えます。



 



 さて少々時を隔てまして3作目となるダライアス外伝」は1994年に発表されました。ストーリーは以下のようなものでした。



 



 異星人ベルサーによって滅ぼされた惑星ダライアス。しかしわずかに生き残った人々の一部は惑星ヴァディスへ逃れた。時は流れ、惑星ダライアスの環境が居住可能なレベルにまで回復していることを知ると、人々は故郷に帰るための準備を始めた。しかし、突然謎の存在からの攻撃を受ける。それはどこかかつての敵、ベルサーに良く似ており、どうやら惑星ダライアスからやって来たようであった。真相を探るため、強力に改造されたシルバーホークは惑星ダライアスへと向かった。



 



 本作はさらに画面数が減って1画面となりましたが、魚型巨大戦艦とルート分岐はもちろん健在。 当時のSTGで主流になっていた「ボンバー」がシリーズ通じて初めて搭載され、ピンチからの一発逆転が可能となり、前2作に比べて敷居が下がったように思えますが、やっぱり敵の攻撃が厳しいのでトントンでした。



 またBGMはシリーズ通して担当しているOGR氏が手がけ、どうやらノリに乗っちゃったのか、シリーズ屈指の名曲揃いとなり、加えてグラフィックも当時の最新技術が惜しみなく投入されたため、1画面でも非常に強いインパクトがありました。また1画面のために汎用筐体での稼働が可能となり、小さなゲーセンでも導入出来たことは大いに意義があったでしょう。



 



 そして1997年、ついにポリゴンを導入した「G-ダライアスが発表されます。ストーリーは以下の通りです。



 



 ダライアス人とベルサーの戦いよりはるか昔。惑星アムネリアと衛星ブレザとの星間戦争は熾烈を極め、ついには悪魔の兵器「A.N.」によるブレザ消滅をもって幕を閉じた。人々はあまりの威力に恐怖し、「A.N.」と封印したが、兵器の威力に反応して、機械生命体「シーマ」を呼び寄せてしまう。圧倒的な力でアムネリアに襲い掛かるシーマに対し、人々は封印を解き、シーマの核と組み合わせた戦闘機「シルバーホーク」を完成させる…。



 



 ということで、物語は惑星ダライアス誕生の物語でありました(ですから作品中の時系列は「G-ダライアス 」→「ダライアス」→「ダライアス外伝」→「ダライアスⅡ」となります)。画面は1画面、魚型大型戦艦とルート分岐はそのままに、本作では敵機を捕獲する「キャプチャーシステム」と捕獲した敵機をエネルギーに変換して奥様ウットリ極太ビームを放つ「αビームシステム」と搭載していました。



 対して魚型巨大戦艦も「βビーム」と呼ばれる極太ビームを放つことができ、ビームをぶつけ合う派手な戦闘が話題となり、またαビームで敵機を倒すと得点に倍率が掛かるため、ハイスコア争いが非常に盛り上がりました。



 そこへポリゴンを使ったリアルなグラフィックに、やっぱりOGR氏のインダストリアルなテイストBGMが加わり、熱狂的なファンを生み出しました。



 



 その後、ダライアスシリーズは休眠状態に入りましたが、2009年にPSPで新作ダライアスバーストが発表され、これがエラく大好評だったために、思い切ってアーケードに凱旋帰国したのが、2011年発表のダライアスバースト・アナザークロニクル」となります。が、残念ながらこの2作は私、未プレイですので、今回のお話には登場しません。ご了承ください。



 



 ということで、非常に駆け足でしたが、ダライアスの歴史を振り返ってみました。結構歴史がありましたねぇ。ダライアスⅡのエンディングの1つには「来年は『ダライアスⅢ』だ!」ってのがありましたが、いつ作られるのかな。



 ともあれ、文字だけではピンと来ませんので、取りあえず初代ダライアスはこちらをご覧ください。

youtu.be

 

 

 いつみても魚型巨大戦艦はカッコイイなァ…。現在は様々なハードでアーカイブとしてプレイ出来ますので、一度はお楽しみくださいね。



 



 さて、あの田舎のゲーセン小僧はどのように歴代のダライアス達と出会ったのでしょう。私とダライアスの宿命は、次回へと続きます。



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